県内唯一のフキ産地、養老町で出荷本格化/ 環境に合わせた栽培を

 岐阜県唯一のフキの産地、養老町でフキの出荷が本格化しています。栽培しているのは唯一のフキ生産者となった横山繁樹さんです。約60㌃のハウスを利用して「愛知早生」を栽培しています。出荷は昨年の12月下旬から始まり、5月上旬までに1万2000ケースを目標に岐阜市場へ出荷します。
 今年産は定植時期の11月上旬に例年より気温が高く、従来より肥料の分解が早くすすみ、出だしの出荷量は平年よりやや少ないそうです。今後は2番フキの収穫量をあげるため、追肥や温度調整など栽培管理に気を配っていきます。
 横山さんは「最近は気候の変化が激しく、従来のやり方が通用しなくなってきた。今の環境に合わせた栽培方法を考え、模索しながらこれからもおいしいフキを消費者に届けたい」と話しました。
 
出荷作業をする横山さん
出荷作業をする横山さん

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