冬春キュウリ出荷始まる/安定出荷で販売強化を

 県内最大の産地、海津市で9月6日から冬春キュウリの出荷が始まりました。同市では海津胡瓜部会31人が約7㌶のハウスで栽培し、生産量は県内の9割近くを誇ります。現在は3年前から本格導入した「まりん」を主力に出荷しています。今後は半促成栽培へと切り替えながら、来年6月下旬までに岐阜や四日市市場へ35万ケース(1ケース=5㌔)の出荷を目指します。
 同部会では秋は「まりん」、冬は「ニーナZ」といった複合耐病性を持つ品種や最新の技術による天敵資材を使うなど、化学農薬に頼らないキュウリづくりを進めています。今年産の作柄は定植時期の8月や9月の高温の影響が心配されましたが、主力であるMサイズの割合が多く、秀品率も高いといいます。
 JAにしみの海津集出荷センターの担当者は「今シーズンは順調なスタート切ることができた。今後も安定した出荷を呼びかけ、販売力を高めていきたい」と話しました。
 
出荷が始まった海津市の冬春キュウリ
出荷が始まった海津市の冬春キュウリ

ニュース一覧