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安全・安心に向けた栽培技術

化学合成農薬削減の技術

価格と品質を重視しながらも、より安全で安心して食べられる、健康に良い農産物に消費者の関心が高まっています。そのようなニーズに応えるために、生産者は農薬だけに頼らずに病害虫防除を行う代替技術を導入し、より安全・安心な農産物づくりに努めています。
ここでは、その技術の一部を紹介します。

性フェロモン資材

害虫のメスが交尾するために出す性フェロモンを、科学的に合成して害虫防除に利用する資材です。害虫以外の生物に影響を与えず、環境汚染の心配がなく、効果が数カ月持続するなど、農薬に頼らず効果的に害虫を減らします。

フェロモントラップの写真
大豆栽培などに利用されるフェロモントラップ。ハスモンヨトウなど、オスの成虫を誘殺します。

フェロモン資材の写真
ナシ園に設置されるフェロモン資材。交信撹乱(オスがメスを見つけにくくする)で、ハマキムシ、シンクイムシの防除をします。

誘引捕殺粘着板

特定の色に誘引されるムシの特性を利用し、害虫を捕殺したり、発生予察に使われる資材です。黄色はコナジラミ・アブラムシ類、青色はアザミウマ類が集まります。

ハウス内に吊り下げられた誘引捕殺粘着板の写真
ハウス内に吊り下げて使うタイプで、 害虫の種類によって使い分けます。

ハウス外部に設置された誘引捕殺粘着板の写真
外からの進入を防ぐために、ハウス外部に 設置するロール状のものもあります。

防虫ネット

防虫ネットの写真

ハウス栽培では、ハウス内の温度を調整するため、側面や天窓を開閉します。この時、開口部から害虫の侵入を防ぐため、開閉部分に使われるのが防虫ネットです。
微小害虫の侵入を遮断するため、導入当初の目合いは1mmでしたが、近年は0.4mm程度のネットを使用しています。

太陽熱消毒

太陽熱消毒するハウス内部の写真

収穫が終了した夏場に、次の収穫に向けた土づくりと土壌中の病害虫を殺菌する目的で行われます。ハウス内に稲ワラ、牛ふん等の堆肥などを投入し、土とよく混ぜます。その後、土に透明のビニールをかぶせ、畦の高さまで水を入れて、ハウスを密閉します。
ハウス栽培では、古くから行われている方法です。締め切ったハウス内は50℃以上になり、この高温を利用して土壌消毒します。