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にしみのブランド ロゴマーク

にしみのブランド『風景』

安全・安心な「にしみのブランド」農産物の生産を支える人や作業など、普段は目にすることのない風景を紹介。
地道な努力の成果がブランドを支えています。

2013年

2013年12月号の画像

イチゴ
イチゴの苗作り
赤尾 浩幸さん(海津市平田町今尾)
(写真撮影:8月下旬)

 海津市では、11月中旬からイチゴの出荷が始まっていますが、生産者は出荷作業と同時に来年に定植する苗づくりも行っています。
 平田町苺園芸組合の赤尾浩幸さんは、昨年10月に親苗750株をJAから購入。親苗からランナー(つる)を伸ばし、ランナーにできる子苗から繁殖させる方法で1万7000株まで増やし、今年9月下旬に定植しました。赤尾さんは「苗は水の与えすぎや水不足から病気を招くので、苗の状態のチェックは毎日欠かさずしている」と話しています。
 同市では、平田町苺園芸組合15人と海津苺部会19人がハウスを利用して「濃姫」を栽培。今年度からは、農薬の使用量や化学肥料の量を3割以上削減する「ぎふクリーン農業」の認証を取得し、安全・安心への取り組みにも力を入れています。赤尾さんは「これからイチゴは出荷のピークを迎えるが、丁寧な作業を心がけ、高品質のイチゴを出荷していきたい」と意気込んでいます。
 出荷は5月上旬まで続き、管内全体で約40万5000ケース(1ケース=270グラム×4パック)の出荷計画が見込まれています。
(2013年12月号)

2013年11月号の画像

シュンギク
収穫作業
海津春菊部会
西脇 龍一さん・不二子さん(海津市海津町福岡)

 海津市では、10月中旬からシュンギクの出荷が始まっています。出荷するのは海津春菊部会73人で、5.2ヘクタールのハウスで栽培。鍋シーズンが本格化する11月下旬から部会員は収穫作業に追われます。
 栽培する品種は香りのよさと柔らかさが特徴の「中葉つみとり菜」。今年産は、8月中旬から続いた高温の影響で、は種が遅れたため出荷も昨年に比べ1週間ほど遅れました。しかし、10月に入り気温が平年並みに戻り、出荷量も徐々に回復してくると見られています。
 同部会の西脇龍一さん・不二子さん夫婦の6アールのハウスでも出荷が始まっています。西脇さん夫婦は、一株ずつ品質を確認しながら収穫。龍一さんは「今年は平年に比べ気温が高かったため病害虫に注意する必要がある。小まめに葉先のチェックなどを行い、高品質のシュンギクを出荷していきたい」と話しています。
 部会では11月上旬にハウスにビニールをかぶせ、来年4月下旬までに昨年の3万6000ケース(1ケース=150グラム×30袋)を上回る4万ケースの出荷を目指していきます。
(2013年11月号)

2013年10月号の画像

水菜
コンフューザーVの設置
下宮青果部会協議会FG水菜部会
高田 充さん(神戸町斉田)

 神戸町の下宮青果部会協議会では、「コンフューザーV」の導入が進み、生産者の安全性への意識が高まっています。「コンフューザーV」は、性フェロモン剤を拡散させて、ハスモンヨトウなどの害虫の交尾を抑制する交信撹乱剤。赤いチューブ状のディスペンサーをハウス内に取り付け害虫を予防します。
 同協議会では、「フェロモントラップ」を設置し、害虫を予防してきましたが、昨年からより効果の高い「コンフューザーV」への切り替えを進めてきました。
 同協議会FG水菜部会の高田充さんは昨年導入し、ハウス内の灌水管に設置。半年で効果が薄れるため、今年8月上旬に再度取り付けの作業を行いました。高田さんは「導入以前よりも農薬の使用回数が減り、害虫の発生も少なくなった」と手応えを感じています。
 同部会では、現在「コンフューザーV」の普及が5割ほど進んでいますが、今後も「コンフューザーV」の設置件数を増やし、消費者に安全・安心な水菜を提供していきたいとしています。
(2013年10月号)

2013年9月号の画像

お米
水稲の空中防除
(関ケ原町)

 管内では、7月から無人ヘリコプターによる水稲の空中防除が行われています。空中防除はいもち病やカメムシなどの病害虫を予防し、お米の品質を向上させるため行われています。
 近年は安全と環境に配慮した防除を徹底するため、有人ヘリコプターを廃止し、無人ヘリコプターによる防除を行っています。無人ヘリコプターは小回りが利き、大区画や小区画のほ場に左右されることなく散布できるなど効率的な防除をすることができます。また、散布時には風向きや風速などのチェックやヘリコプターを低空飛行させることで、周りへの飛散を防ぐ散布に努めています。
 散布した農薬は、作物に付着するものの、日光などによって急速に分解し、土中や水中の農薬は、微生物によって分解され無毒化されます。JAでは消費者の安全・安心への意識が高まる中、今後も環境に細心の注意をしながら、生産者のみなさんとともに消費者に高品質なお米を提供していきます。
(2013年9月号)

2013年8月号の画像

大豆
大豆の播種作業
大和田営農組合(海津市海津町)

 管内では、6月下旬から大豆「フクユタカ」の播種作業が始まりました。今年は平年より梅雨明けが早く、天候にも恵まれたため、昨年より1週間ほど早くスタート。収量・品質の確保に向け、適期の播種作業が続いています。
 海津市海津町でも、6月下旬から播種を開始。同町の大和田営農組合は、専用播種機を取り付けたトラクターで19ヘクタールに播種をしました。森和義組合長は「今年は天候に恵まれ、作業は順調。あとは適度な雨を期待したい」と話していました。同組合では平年を上回る、10アール当たり220キロの収量を目指しています。
 近年、管内では帰化アサガオなどの難防除雑草による被害が深刻化。そこで、今年から管内の8ヘクタールで、帰化アサガオ類防除に効果が期待される新規除草剤の試験に取り組んでいます。JAでは、うね間除草や中耕培土による対策に加え、新規除草剤の試験がうまくいけば来年以降本格的な導入を検討したいとしています。播種作業は8月上旬まで続く見込みで、管内では1615ヘクタールの栽培が計画されています。
(2013年8月号)

2013年7月号の画像

エダマメ
エダマメの脱莢だっきょう作業
牧園芸組合えだまめ部会
渡辺 寿さん(安八町牧)

 安八町では、6月上旬からエダマメの出荷が始まっています。同町の牧園芸組合えだまめ部会23人が露地やハウス合わせて9ヘクタールで栽培。7月中旬から8月にかけて出荷のピークを迎え、日量100ケース(1ケース=180グラム×40袋)が大垣・岐阜市場へ出荷されます。
 今年のエダマメは、春先の天候不順で出荷は遅れ気味でしたが、需要期に向けて回復。品質は平年並みと見られています。
 同部会の渡辺寿さんのハウスでも収穫が始まり、脱莢作業に追われています。渡辺さんは「牧地区のエダマメは市場からも高い評価を受けている。需要期に向けて、新鮮なエダマメを安定出荷していきたい」と意気込んでいます。
 同町のエダマメは、甘味があり、粒も大きくみずみずしいことが特徴。部会では、ぎふクリーン農業の取得や防虫ネットの導入で、安全・安心な栽培に取り組んでいます。また、近年は地元の量販店に手づくりのポップを設置し、認知度の向上を図っています。
 出荷は10月上旬まで続き、6500ケースの出荷を目指しています。
(2013年7月号)

2013年6月号の画像

お茶
不帰かえらず茶の収穫
不帰茶生産組合(垂井町岩手)

 垂井町では、5月15日から18日にかけて、不帰茶の収穫が行われました。不帰茶はブランド名で、同町の不帰茶生産組合61人が約6ヘクタールの茶畑で「やぶきた」「おくみどり」を栽培。今年度は、4月以降も続いた低温の影響で、生育が遅れ、収量は昨年をやや下回る見込みとなっています。
 摘取作業は乗用摘採機2台で行われ、一芯三葉を基本に摘み取りました。同組合の高見哲夫組合長は「今年は春先から続いた寒さの影響を強く受けたが、不帰茶特有の渋味と苦味は期待できそう」と話しています。
 同組合は、平成15年に化学合成農薬・化学肥料を従来の3割以上削減する「ぎふクリーン農業」の認証を取得。安全・安心な茶生産を行っています。また、昨年には「垂井ブランド」の認証を受け、今後、同町の特産品として期待されています。
 摘み取った茶葉は、垂井支店の製茶工場で荒茶に加工。JA全農岐阜美濃茶流通センターを通じて茶業者に出荷されます。
(2013年6月号)

2013年5月号の画像

トマト
『王様トマト』の収穫
池辺園芸トマト組合
松永春男組合長(養老町大場)

 養老町の池辺園芸トマト組合では、組合員12人が約3ヘクタールのハウスを利用して『王様トマト』を栽培しています。
 『王様トマト』は、(株)サカタのタネが開発した大玉トマトの統一ブランド。「ごほうび」「麗容(れいよう)」など5品種が対象で、赤く熟して収穫するのが特徴です。
 同組合は6年前に産地の生き残り策の一つとして、品種を「桃太郎」から「ごほうび」に切り替えました。松永春男組合長は「品種を切り替えたことで、最初は栽培管理に戸惑ったが、軟弱しにくく日持ちするので、バラつきがあった品質を均一化することができた」と当時を振り返ります。
 現在は、王様トマトを多くの人に知ってもらおうと、量販店での消費宣伝活動を積極的に行っています。また、スタンドパックなどの出荷規格を設け、他産地との差別化も図っています。松永組合長は「私たちは収穫から出荷まですべて手作業で行っている。適切な選果・選別を心がけ、『王様トマト』の価値を高めていきたい」と話していました。
(2013年5月号)

2013年4月号の画像

小松菜
周年栽培に向けた播種作業
下宮青果部会協議会小松菜部会
戸川博 部会長(神戸町斉田)

 小松菜やグリーンねぎ、水菜など葉物野菜の栽培が盛んな神戸町。これらの野菜はハウスで周年栽培されており、1年を通して市場へ出荷されています。
 下宮青果部会協議会小松菜部会では、1年間通して安定した出荷量を確保するため、計画的な播種と季節に合った品種の選定で栽培を行っています。同部会の戸川博部会長はハウス一棟につき年間6、7回播種。季節に合わせて5種類の品種を使い分けています。
 周年栽培するなかで、一番苦労するのが夏の栽培管理です。特に近年は猛暑日が続くことが多いため、ハウス内が高温となり発芽した小松菜が枯れてしまうことがあるそうです。そのため、同部会では遮光資材の導入や播種日の間隔を短くして発芽量を増やす工夫をしています。 戸川部会長は「夏の栽培管理は難しいが、産地には安定した出荷量と品質の確保が求められる。対策をしっかり行い、産地としての使命を果たしていきたい」と意気込みを話していました。
(2013年4月号)

2013年3月号の画像

トマト
マルハナバチの受粉
海津トマト部会
燒リ利和さん(海津市平田町高田)

 海津市では、昨年10月から冬春トマト「美濃のかいづっ子」の出荷が始まっています。今年は海津トマト部会66人が約23ヘクタールのハウスで栽培。作柄は、出荷当初こそ玉は小さめでしたが、現在は回復し、着色も良好です。
 同部会では、平成5年から受粉作業の手助けをするマルハナバチを本格導入しています。マルハナバチは、ハウス内の巣箱から飛び出して、トマトの花にとまり花粉を集めると同時に受粉を行います。ホルモン処理によって受粉させる方法もありますが、マルハナバチを使って受粉させることで、ホルモン処理の作業の省略化と、農薬使用回数を減らして栽培することができます。約20アールで栽培する同部会の燒リ利和さんは「品質の良いトマトを栽培するためには、受粉する前の花の生育が重要なポイント。良い花をつくるため、小まめな温度管理や水やりは欠かせない」と話しています。
 出荷は7月まで続き、昨年産より1割増の4800トンの出荷を目指していきます。
(2013年3月号)

2013年2月号の画像

ブロッコリー
出荷調整作業
ブロッコリー不破部会
栗原営農生産組合(垂井町栗原)

 垂井町では、昨年11月上旬からブロッコリーの出荷が始まっています。出荷するブロッコリー不破部会では、昨年12月末までに1日平均約150ケース(1ケース=5キロ)を出荷。2月下旬までに、1万ケースの出荷を目指しています。
 同部会は、集落営農組合の4組織と認定農業者12人で構成し、品種「グリーンキャノン」などを約5ヘクタールで栽培しています。今年産のブロッコリーは、主力であるLサイズの割合が多く順調。窒素成分を多く含む肥料を本格導入したことから、好結果につながったとみられています。
 12月中旬から出荷を始めた栗原営農生産組合でも、8人の構成員が出荷調整作業に追われ、忙しい日が続いています。水野専次組合長は「昨年産は、消費者のニーズに応えるため、朝採りしたブロッコリーを町内の量販店で販売した。今年も、産地をアピールする機会を増やし有利販売につなげていきたい」と意気込んでいます。管内では、大垣市、安八町、海津市でも栽培されており、4万3000ケースが出荷されます。
(2013年2月号)

2013年1月号の画像

秋冬ダイコン
収穫作業
牧園芸組合だいこん部会
金森 敏幸さん(安八町牧)

 安八町では、昨年の10月下旬から「秋冬ダイコン」の出荷が始まっています。今年産は牧園芸組合だいこん部会9人が2.6ヘクタールで栽培。12月に入り需要期を迎え、出荷は順調に行われています。
 約30アールで栽培する同部会の金森敏幸さんも、11月上旬から出荷をスタート。今年産の作柄は良好で、果肉の柔らかい良質なダイコンに仕上がっているそうです。
 収穫した秋冬ダイコンは、岐阜・大垣市場に出荷。また、12月下旬には、正月のお雑煮などに使われる京野菜「祝ダイコン」を関西市場へ出荷しました。
 金森さんは「昨年から地元の量販店に部会員の顔写真入りのポップを設置した。これからも安八町のダイコンをPRしていきたい」と意気込んでいます。今後は、ハウスやトンネルで栽培する「春ダイコン」に切り替えながら、6月までに部会全体で3万トン(1ケース=10キロ・15キロ)の出荷を目指しています。
(2013年1月号)

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